鮭おにぎり

ずっと共に、エンディングはないから!

君だけに贈るよ ほら〜伊集院北斗 お誕生日に寄せて

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伊集院北斗さん、お誕生日おめでとうございます。

稚拙ながら、生誕祭に本文章を献上致します。煤闇(FE風花雪月)やってたら遅くなってしまった。

ほんとは2019.7.17で完成・投稿予定だったんですけど大遅刻です……5周年おめでとう……

 

無駄に長い文を書いてみたかったので、素直に感情の赴くまま書くことにしました。

いつもなら冒頭でアレ*1を歌ってるんですが、今回は標題だけお借りします。

 

 

◯「伊集院北斗」を認識するまで

THE IDOLM@STER」。

その名前を知った当初から、このコンテンツに触れていたわけではありませんでした。

当時は中学〜高校生くらいだったかな。

友人がアニメを視聴していると聞いたり、カラオケで楽曲を歌っている光景を見たり程度。とかちエージェント、オーバーマスター*2は聴いたことがありました。

とはいえ、JUPITERの名前は耳にしていました。

TGSで発表された、男性の3人組アイドル。そしていろいろなことに巻き込まれた*3というのが、当時外野であった者からの印象でした。それが完璧な正答でないと気づくのは後々の話。

 

少し経ち、実際にアイマスの世界に踏み入れることになりました。

それは友人が「モバコイン……ホシイノ……」として勧誘してきたシンデレラガールズ(モバマス)。

触るうちに「この子たちを育てようかな」とはなりましたが、無課金でぽちぽちやる程度。数年後に自分の身がどうなっているか、予想だにしなかった。

そんな友人らと映画「輝きの向こう側へ」を見に行きました。

そのとき覚えている光景の一つ。

それが作中でJUPITERが映った際、周囲の女性ファンが嬉しそうにしていたことです。彼らを愛して下さる方がたくさんいらっしゃるんだなあ、と当時思いました。

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半券が残ってたのでパシャり。

 

そこから数ヶ月後。

モバゲーにて「アイドルマスターSideM」がサービスを開始しました。

男性アイドルをプロデュースするアイマス、そしてスタートラインは今なら誰でも一緒か……ということで興味をもち事前登録。

とりあえずは第一印象で選んだ、鷹城恭二くんのプロデュースを始めようかな(無課金並)、といった具合でありました。そして婚活で気になり、木村龍くんのプロデュースもはじめることに。

サービス開始しても、当初北斗については「ユニット内でだれか一人選ぶなら、彼かなあ」といった程度の意識でした。冒頭のツイートが物語るところです。

 

 

この時点までの感情を色で例えるなら。

きっと無色透明。そんなところでしょう。

何も知らず、気に留めず。

それが色を帯びたのは、サービス開始して2ヶ月後のことでした。

 

 

 

 

 

◯転げたきっかけ

2014年、9月某日。

その日は大学の課題が終わらず徹夜することになり(自業自得)、作業用BGMでも選定するかとPCを開きました。

そこでふと、JUPITERの楽曲はすでに世の中にあったなあと思い至り。

その数日前に、カードファイト!ヴァンガードの映画を見たこともあったのか*4彼らの持ち曲である「Alice or Guilty」を聴いてみることにしました。

THE IDOLM@STER Jupiter
 

(iTunesになかったから密林を貼っておく)

すると、北斗の声になにか惹かれるものがありました。ウォークマンの「カラオケ弱」モードが、ピンポイントで北斗の声は際立てて抜いてくる摩訶不思議。ソロverもリピートがなかなか止まらない。ソロverの存在はニコニコで出くわして知った(グレーゾーンな話題だけど)。

北斗の声優である神原大地さん*5の力は言うまでもないのですが、なぜ彼は、彼の歌声はこんなにも「生き」ているのか。気になって仕方なくなりました。

それからは、SideMをプレイしていて彼を意識するようになりました。「ログイン台詞*6でこんなこと言うんだな」とか「君も*7ラ・カンパネラの男だったのか」とか。気づけば3人目の、のんびりプロデュースしようかな枠には入っていました。

 

この時点で、何か得体のしれないものに飛び込む予感はあったのかもわかりません。

何も見えなかったように思えた世界は、無意識に「白」へ変容していたのでしょう。

何かに染まれるように。真っ白から始まれるように。

 

 

 

 

 

◯転げた。そして歪んだ。

年が変わり2015年。

Jupiter、DRAMTIC STARS*8を起点とするCDシリーズ「ST@RTING LINE」が発表され。

アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-01 Jupiter

アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-01 Jupiter

 

 

スロースターター(覚悟がなかったとも言う)だった私も、このコンテンツにお金を落とすことへ前向きになりました。

CDの購入は勿論ですが、ソシャゲである以上ゲームにもお金を出したい。

次に好きなアイドルが来たら、試しに上位を走ってみよう。

 

そして迎えた、はじめての担当アイドルの上位イベント。それが「バレンタインライブ2015」でした。

既に熱心なプロデュースをしていた友人Pに走り方を教わり、今思えば戦力の乏しいデッキ*9で走った。ガシャ回したのも初。

そうしてはじめて取得した上位SRが【チョコレート王子】伊集院北斗でした。

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(UIが少し懐かしい)

 

はじめて取得した上位SR。

お金を出して、自分なりに頑張って、取得したという満足感。月並みだけれども、当時とても嬉しかった。

 

そして、ある営業台詞を見ました。

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その頃の私は、とかく「自信」が持てない時期でした。

容姿へのコンプレックス拗らせとか、今後の人生がみえないとか。

そんなようなときに、こんな台詞を言われて。

ま〜〜〜〜〜〜布団で泣きました。

なんでそんなこというのと。きみみたく、顔は整ってないし性格も陰鬱としてるよと。

わけがわからんかった。思い返してみてもこの部分は本当にわけわからん

そしてふと思いました。

こんな言葉をくれる彼に、私はなにを「かえせる」だろうか。してやれるだろうか。

なにができるだろうか。未来を繋げられるのか。

ーーこの人と。この先を、歩めるだろうか。

 

そんなこんなでVDイベを経てから、北斗に対する感情が明らかにおかしな方向へ形を変えました。

SideM自体にも熱が入るようになり、CD複数買いや、その次のゲーム内イベント(花火大会)も当時なりに頑張った。10倍特効のことは許してません

 

恭二と龍くんは、私のオタク人生に則った系譜(好みの属性、性格etc)を歩んでいると今でも思っています。

しかし北斗はなにかが違かった。

ここまで特定のキャラクターに対し傾倒したこともなければ、ある種崇拝ともいえる入れ込み*10

 

好意の桃色、それは灰色にも解釈できる程度には淡く危うく。

その天秤が傾いたのは、当時の私が何よりも見たかった、焦がれていたはずの舞台。ーー2015年、12月6日。

 

 

 

 

 

◯アイドルって、なんだ?


THE IDOLM@STER SideM 1st STAGE 〜ST@RTING!〜 LIVE Blu-ray ダイジェスト映像

奇跡的に昼公演を当てて、夜公演にはライブビューイングで参加しました。

同行者と入場してからは「胃が痛い」「本当に開演するのか」くらいしか会話できてない程度に緊張し。

いざ迎えた昼公演。円盤を見て頂ければわかる通りですが、本当に楽しかった。

このコンテンツは続いていくんだなあ。始まったばかりなんだなあ。そんなことを思っていました。

 

そして夜公演のMC。

「ステージに立つことはもうないのかと一度は思った」の話。

 

正直、どう受けとめればいいかわかりませんでした。

そこに「い」れたはずがないのに。何かできたわけでもないのに。

演者に対し、消費者がなんらかの。少なくとも、正ではない感情を抱かせてしまった*11のか。

そして累積されてきた劣等感*12、そのほか諸々。

いろいろ考えてしまい、しばらくあのライブを「只綺麗なもの」へとは昇華させてくれませんでした*13

 

 

桃も、灰も、黒で塗りつぶせばなにもみえなくなる。

そうしてしばらく洞窟の最深部に迷い込んでました。

松明を偶然拾って、出口を抜けたのは年明け。

 

 

 

 

 

◯偶像が導く先

その人は、北斗と同じように偶像の職業でありました。とどのつまり、現在の(三次元における)自担です。

現実の。そして名の知れているはずのアイドルが、舞台に立つことへの思いを純度100%でないだろうまま吐露すること*14

時を同じくして、【優艶バトラー】が登場。2枚引けなくてごめん。今とても後悔しているよ。その好感度MAX台詞やら、北斗の舞台に立つことへの気概は火をつけるには十分でした。

そこからもありがたいことにいろんな出番があり。

「GLORIA MOMENT」、「ROMANTIC SHAKER」、グリツア、EOJ含むアニメ化、エムステ……。

GLORIA MOMENT

GLORIA MOMENT

  • Jupiter
  • アニメ
  • ¥255

これらのメディア化ーー彼の表現を、ただの受容者としてみること*15。それらを楽しむのはもちろん、馴れ合わず*16、自分の力で咀嚼すること。

1stからの約2年間は、そんな時期だったかなあと思います。とにかく、受け止める側に。思案する側に。

 

暗闇であれば、色を灯すことは存外容易でした。

そこに、より明るいものがあればいい。

このとき、それがどんな色かはわかりませんでした。しかし、それも1つの正解。

何か、を定義するには知識も余裕も、そのほかいろんなものが足りず。

結論づけるにも、周りを意識せず自分なりに解する時間と機会が必要で。

1つのピリオドとなったタイミングが、またもライブだったのは奇縁と言うべきでしょうか。

 

 

 

 

 

◯大歓声と、貴方を照らす星々と

2018.2.3。SideMの3rdライブ。

CD積んだりしたものの、まあ現地には行けずライブビューイングになりました。

生で聴くことはないのかもなあ、と思っていた「Alice or Guilty」はそりゃあもう衝撃的でした。体感的にはアニサマ2014の開幕プリロゼ*17とか味スタ初日*18の夜よ踊れとか。

「Regains it……」のところは息を呑んだし、BNF終わった後には力が入らなくなってペンライトをすっぽかしました。後者は隣の友人Pに見られて恥ずかしかったよ。

 

北斗へ興味を持ったあの曲で。

彼を取り巻く色は、輝くみどり色。

それは、いっとう、なによりも輝いてみえるものでした。

 

 

◯ずっと共に

(昔のもようです)

 

「Five St@r-Party!!」、朗読パートでの「ずっと共に」という言葉*19

そしてその後に開催された上位報酬イベント「Wedding Night」(婚活)。

taiyakitocarbonara.hatenablog.com

(内容皆無のレポート)

 

これらを経て、やっと振り切れた気がしました。無駄に長かった。

"今"の私は、どう頑張っても"今"か"未来"にしか進めない。

けれど、"ずっと"も、"永遠に"、もこの時点からの連続性を持たせることはできる。

あのときに「い」れなかった。

けれど、今なら。これからなら。

きみと共に「い」てやれる。

 

あのときの黒は、塗り潰すように思えました。

でも今は。それに違う意味を与えてやれる。

きっとあの黒は、軌跡となる線だったのだろう。

プロデューサーとして描いていく、これからの道筋。基盤。そう捉えられるようになりました。

 

 

 

 

◯今、みえる景色

2019年、5周年イヤー突入。

まずスタンプ押し会に行きました。

taiyakitocarbonara.hatenablog.com

手前味噌ですが、記事を書きました。

 

そんでもって、MOR。

Myojoの1万字インタビュー*20大好きだからさ!突然の文字数が超楽しかった!!わけですよ!!!

神原さんがめちゃくちゃ喋る!語る!!ありがてえ!!!

でもまさか4分*21作成のお便りが読まれると思わなかったじゃん。ありがとうございました。

 

暗い中に、みどりの星々が瞬く世界。

この景色を、今の私は愛おしく思うのです。

 

 

 

 

◯おわりに

2ndライブの開催と出演者発表があった315プロNightの公録。「なんで」という感情が先行し、当時泣きながら帰りました(実話)。ご事情・ご都合があったのだと思いますし*22、本当に身勝手だったなあ。

グリツアでも「Special」が冠され、特別扱いされるのは中々堪える時期がありました。私がみていた彼は、個人として贔屓はしていたけれどプロダクションの中で「特別な」アイドルではないのに。

 

 

 

背中に手を伸ばし始めたあの頃、

立ち止まり地面ばかり見ていたあの頃、

自分なりに悩み受容したあの頃。

 

どの線も、私がたどった道。

きみがいなければ、今の私はいないでしょう。

 

私の世界に、色を付けてくれてありがとう。

 

Because of you.

これからも、ずっと共に。

よろしくお願いします。

誰よりも、夢を魅せるあなたへ。

 

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※2/15に食べた

*1:Happy Birthday/NEWS

*2:CDTVでランクインしててなっこいいなあと月並みに思った覚え

*3:その時点で触れていない私が言葉にするのは今でも憚られるので、今後も避けていく

*4:北斗を演じる神原さんが蒼龍レオン役でご出演。そして濱健人さんのデビュー作でもあり、おかげでグリツアMCで被弾

*5:養成所の講師をやられていたりも。蛇足だがたまに三次元の自担に似る瞬間がある

*6:俺以外のアイドルとは〜」

*7:金色のコルダでは土浦梁太郎を応援しています

*8:SideM内の他ユニット

*9:恒常ピエールが頑張ってたくらいの感じ

*10:周囲にも「なんで?」と言われた

*11:これもオタクの勝手なる思い込みだ

*12:昔から応援している人に対しての畏敬やらビビりやらが当時ものすごくあった。当時は315から入ったPのほうが比率少なかったろうし。現在も知らない

*13:ラバスト付けていたこと、とか嬉しかったことがなかったわけではないのです

*14:「美しい恋にするよ」の話

*15:「P」としてだと、おかしな表現かもわからないが

*16:全く交流をしない、ではなくだれか・なにかと完全に同調をしないこと。自分なりに、思うこと

*17:Preserved Roses。西川さんがシークレットゲストでしれっと歌って帰っていった

*18:NEWS 15th Anniversary LIVE Strawberry

*19:その数時間前に聞いた「エンディングはないから」にも付随する"なにか"はあったと思う

*20:各号の巻末にある、ひとりのジャニーズアイドルがクローズアップされインタビューが載る

*21:締め切り直前4分前の意

*22:この段落はMOR前に書いており、あえてそのままにしています